「医療ビッグバン」という言葉が聞かれるようになってすでに15年以上が経ち、確かに医療機関を取り巻く環境が刻々と変わってきたことは周知の通りです。
本年、2012(平成24)年には、診療報酬、介護報酬の同時改定となり、今後の医療機関は、機能区分、人員配置、構造設備はもとより、存続理念や経営方針など、将来の明暗を分けるいくつもの進路選択を迫られ、転換を余儀なくされるなどさらに厳しい環境変化の渦の中へと導かれることと思われます。そしてその外的要因の変化のスピード・規模も大きく、確実な分析が困難である故に、従来の代表的な経営分析や戦略の公式があてはまらないという現実があります。
将来を見通すことは簡単な事ではありません。しかしながら一般企業や非営利組織を問わず、外的要因が確実に読みきれない厳しい時代において勝ち組みとなって生き残っている組織とは、経営戦略の羅針盤を「利益を提供してくれる唯一の存在である患者様(顧客)」へとベクトルを合わせ、それによって患者様に支持される組織づくりをしてきたところであると考えます。
このような環境変化の中10年、20年後、その医療機関・組織を支えていくのは紛れもなく人材であります。彼らは今後さらに遭遇する多くの課題を解決しながら、その組織を存続・発展させてゆく担い手となります。現在、掲げていらっしゃる「患者様志向」を全職員が行動レベルで効果的に表出し、確実に地域の評価を得て行く為に、私どもicon-plus(アイコン・プラス)では、育成・教育効果のインパクトと影響力が顕著に現れる職種や階層の能力開発を支援いたします。
昨今の医療機関の理念を拝見すると、まず患者様志向を掲げていらっしゃるところが多く、それに基づき、各部門で方針を策定され、行動指針に落とし込まれていらっしゃるところも少なくありません。
ハード面の充実はもとより、患者様満足度アンケートなどによる患者(顧客)志向をめざし、また、継続的な教育により高い能力を発揮できる人材を育成し、その努力や結果を公平な人事評価へと反映されるシステムなど、ソフト面における人材教育・育成を継続されていらっしゃるところも多いと思います。
アイコン・プラスでは現在から、未来に向けた「患者様との生涯にわたる ヒューマンリレーションシップ」の確立のために、更なる職員の方々のヒューマンスキル開発に焦点をあてたプログラムのご提案をさせていただきます。
PM(Patients Management)プログラム-患者様対話指導プログラム
~患者様との生涯にわたるリレーションシップマネジメントの確立のために~
PM (患者対話指導管理)プログラムとは行動科学に基づき、行動変容を促進することを第一目的といたします。
これまでの「意識の変化」「認識の変容」がなければ「行動」は変わらないというものではなく、「望ましい行動パターンを反復すること」=「モデリング学習」により、「行動変容」を促進し、その過程において「必然性の理解・認識」が自分自身の価値観をともなって、究極の目的である「精神・理念」の確立へと誘導してまいります。
つまり学習方法が「わかる」→「できる」のではなく「できる(できた)」から「深く理解しようとする」、そして「わかる(わかった)」というプロセスとなります。この対人スキルは特に「患者様」のみを対象とするのではなく、日常の職場における他職種の医療プロとのコミュニケーションにも用いることが可能です。
「モデリング学習」では反復により、さらに完成度が増してゆきますので、 PMプログラムは「基礎コース:インフォームド・コンセントスキル」を終えられた後に、「応用コース」「上級応用コース」をご用意しております。
特に重点をおかれる職種別や階層別として「PMプログラム:応用コース」と「上級応用コース」を継続されることをお勧めいたします。
新入社員版 プロとしてのビジネスマナー 《1日コース》
新入社員と言えども、お客様にとってはベテラン
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